アダム・チェン — Adam Cheng
香港の男性歌手、俳優、司会者。1966年にデビューし、1976年に『書劍恩仇錄』、1979年に『楚留香』でそれぞれ主演し、2006年に十大中文金曲の金針賞を受賞した。
アーティスト紹介
アダム・チェン(英語名:Adam Cheng Siu Chau)は、香港の男性歌手、俳優、司会者で、「秋官」の愛称で呼ばれる。1947年2月24日に香港で生まれた。旧名は黃可忠で、のちに鄭創世へ改名し、香港同濟中學に通った。16歳の時、大喜、同文、南國の俳優養成所を相次いで受験し、同文影業公司で指導者の良鳴と出会った。良鳴はコンスタンチン・スタニスラフスキー(Konstantin Stanislavsky)の心理体系に基づいて生徒を指導し、アダム・チェンはこの日常生活に根差した演技法を受け入れ、良鳴を演技の手ほどきを受けた恩師と見なした。尖沙咀区の代表として出場して『手足情深』を演じ、「最佳男主角」を受賞し、祝勝会で堅城電影公司の社長關志堅に認められた。オーディションに招かれた後に契約し、これを機にスターとしての歩みを始めたが、当時まだ20歳になっていなかった。
1966年、19歳のアダム・チェンはまず端役を演じ、初めて主演男優を務めた作品は陳寶珠と共演した『黑煞星』だった。ナイトクラブで歌っていた時期に杜平、陳齊頌、胡美萍らと知り合い、陳齊頌が司会する音楽番組『弦韻寄心聲』に招かれて歌った。1969年に麗的電視(RTV)へ入り、契約タレントとなり、翌1970年に正式にTVBと契約した。プロデューサーの蔡和平に認められて『歡樂今宵』などの番組に出演し、歌唱、コメディー、番組内での生CMのほか、国内外の多くの著名人の物まねも披露した。TVBは1970年から1983年、1987年から1996年、2002年から2012年までアダム・チェンの所属事務所だった。1971年、風行唱片が1stソロアルバム『愛人結婚了』をリリースし、アダム・チェンは自身初のテレビドラマ『冷暖親情』にも主演した。同年、『華僑晚報』の十大電視明星に選ばれ、その後も1974年度および1976年度から1981年度まで選出された。また、1976年度、1978年度、1980年度には同じく『華僑晚報』主催の十大歌星金駱駝獎にも選出された。
1973年、アダム・チェンはテレビドラマ『煙雨濛濛』で主演し、主題歌も歌った。1976年に周梁淑怡と王天林に認められて『書劍恩仇錄』に主演し、このTVBドラマで陳家洛、乾隆帝、福康安を演じた。同年、文志唱片がソロアルバム『天涯孤客』をリリースした。1978年にアルバム『倚天屠龍記』をリリースし、同年、曲「倚天屠龍記」が香港電台(RTHK)の十大中文金曲に選ばれた。かつてゴールデン・ハーベストと2年間で3作品の契約を結び、その第1作が『名劍』だった。撮影開始直後、TVBは麗的電視(RTV)が放送するドラマに対抗するため、アダム・チェンを急きょ呼び戻して『楚留香』の撮影を開始した。1979年、アダム・チェンは『楚留香』に主演し、同年、曲「楚留香」が香港電台(RTHK)の十大中文金曲に選ばれ、同名アルバムもこの年にリリースされた。1979年12月14日、東華三院のチャリティー公演で広東オペラ曲「山伯臨終」を公に歌い、その後、广东粤剧团の香港公演時に原唱者の陳笑風と初めて対面し、1980年6月20日に正式に陳笑風へ弟子入りした。1981年にアルバム『流氓皇帝』、1982年に『富貴榮華』をリリースした。1982年5月にTVBで『雙面人』を撮り終えた後、師匠の劉家良が監督した映画『御貓三戲錦毛鼠』『少林與武當』、徐克監督の映画『新蜀山劍俠』を相次いで撮影した。同年、台湾の中視が香港ドラマ『楚留香』を放送すると、台湾の映画会社が相次いで出演を打診したため、アダム・チェンは一時香港を離れ、台湾へ渡って『昨夜之燈』『楚留香大結局』『玉劍留香』を撮影した。1983年の『新蜀山劍俠』は还珠楼主の小説を原作とし、アダム・チェンは侠客の丁引を演じ、林青霞、元彪、洪金寶らと共演した。
1984年8月、アダム・チェンは香港コロシアムで『勁秋演唱會』を3公演開催した。これは初の大型ソロコンサートで、同時に新アルバム『勁歌鄭少秋』もリリースした。中国語版ウィキペディアの本文では、1985年に亞洲電視(ATV)へ移籍し、テレビドラマ『諸葛亮』に出演したと記している。一方、同じ記事の情報欄では、亞洲電視(ATV)に所属した期間を1983年から1987年としている。
中国語版ウィキペディアによると、アダム・チェンは1985年に沈殿霞と結婚し、1988年に離婚、1989年に官晶華と結婚した。
1990年、アダム・チェンは米雪と時代物の音楽劇『美人如玉劍如虹』で共演した。物語はフランスの劇作家Edmond Rostandによる1897年の戯曲『大鼻子情聖』(Cyrano de Bergerac)を唐代を舞台に翻案したもので、アダム・チェンは薛衡蘆を演じた。同作は同年6月に香港文化中心で8公演を行い、11月にさらに10公演を追加した。1991年、台湾の飛騰電影公司が制作し中国本土で撮影した中視の連続ドラマ『戲說乾隆』に主演し、1993年には飛騰電影公司が続編を制作して台視で放送された。1992年、『大時代』で悪役の丁蟹を初めて演じた。中国語版ウィキペディアによると、『大時代』の初放送時に折しも香港株式市場が急落し、その後、アダム・チェンのテレビドラマ放送と香港株式市場の下落を結び付ける「丁蟹効果」という説が生まれた。1993年にサウンドトラックアルバム『青青河邊草 電視電影原聲珍藏輯』をリリースした。1994年、景得傳播の招きで台湾へ赴き、台視の連続ドラマ『香帥傳奇』を撮影し、主題歌「天大地大」を歌うとともに、同名の北京語アルバムをリリースした。同年、TVBドラマ『笑看風雲』で黃天を演じた。1995年にアルバム『笑看風雲』をリリースし、同年、勁歌金曲總選の傑出表現獎銀獎を受賞した。1996年3月には香港コロシアムで『娛樂天皇鄭少秋演唱會』を4公演開催し、同年、TVBドラマ『天地男兒』で主演の徐永邦を演じた。
2004年、アダム・チェンは『楚漢驕雄』で劉邦を演じた。2006年4月にTVBの情報番組『故宮』で司会を務め、2007年にはTVBから再び招かれ、王貽興、呂慧儀と情報番組『謎』の司会を担当した。2009年には『謎』第2シリーズの撮影が始まり、アダム・チェン、羅蘭、呂慧儀が司会を務めた。2006年7月、時代物の歌舞音楽劇『天之驕子』に出演した。この広東オペラ色の濃い舞台劇は清代の陳端生の小説『再生緣』を題材とし、アダム・チェンは将軍の皇甫少華を演じ、孟麗君役の陳寶珠と共演し、香港演藝學院と沙田大會堂で計50公演を行った。同年12月21日、第29回十大中文金曲頒獎音樂會で金針賞を授与され、会場で「熊熊聖火」「陸小鳳」「倚天屠龍記」を歌った。2007年、香港返還10周年を題材としたテレビドラマ『榮歸』は、アダム・チェンにとって中国本土初の現代劇となった。2010年に『神醫大道公』で医神の保生大帝を演じ、2011年には映画『忠烈楊家將』に出演して楊家將の指導者、楊令公を演じた。2012年にアルバム『秋意』をリリースした。同年2月16日、国際レコード産業連盟香港会の設立45周年に際し、香港唱片銷量大獎2011にIFPI香港45週年樂壇貢獻榮譽大獎が新設され、アダム・チェンとリザ・ウォンに贈られた。2016年、香港演藝學院の名誉フェローに選ばれた。2017年、デビュー50周年を記念し、5月に香港コロシアムで『鄭少秋半世紀‧大時代世界巡迴演唱會』を開催し、ヴィヴィアン・チョウがスペシャルゲストを務めた。2018年のテレビドラマ『將夜』では夫子役、2019年のViuTVドラマ『詭探前傳』では彭百川役で出演した。
概要
- 生年月日
- 1947年2月24日79歳
- 出身地
- 香港
- キャリアの起点
- コンテスト出身 · 1966年
- 活動期間
- 1966年から
- 性別
- 男性
- 別名
- 郑少秋、鄭少秋、Adam Cheng Siu-chow
- 楽器
- ボーカル
収録済みの作品とリリース
収録済みの作品はまだありません。