スリップケース

Slipcase

パッケージ

書籍、レコードジャケット、ディスクケースの外側に被せる保護・展示用の外装で、典型的には5面を閉じ、1面を開口して内装物を出入れさせる。

詳細説明

スリップケース(Slipcase)は、別の完全なパッケージを収める外箱である。典型的なスリップケースは5面を閉じ、1面だけ開口を残し、内側のジュエルケース、キープケース、レコードジャケット、冊子などを滑り込ませる。複数商品の外観を統一し、追加の印刷面を確保し、ある程度の構造支持を与えうるが、通常はディスクを直接固定しない。

スリップケースは灰板貼り、折り畳みカード、プラスチックなどで作られる。硬質版は独立した箱形を持ち、書籍や複数セットでよく使われる。薄いカード版は単一ディスクケースに密着し、主に展示機能を担う。開口部には親指用の切り欠きや斜めカットが設けられることもある。きつすぎるとケース面やジャケットを擦り、緩すぎると搬送中に内装物が滑り落ちる。家庭用映像商品ではslipcover、slipcase、O-cardが混用されるが、構造は同一ではない。厳密にはスリップケースは開口が1面のみ。O-cardは紙帯のように巻き、通常上下が開いている。スリップカバーは主包装の外側の薄い紙套を広く指すこともある。外套とだけ書かれた商品資料でも、開口数、材質、単独で箱形を保てるかで判断する必要がある。

タイトル、番号、限定表示、バーコードがスリップケースにのみ存在し、内箱は通常版印刷のままの場合がある。外套を外しても再生には影響しないが、版の外観と識別情報が不完全になることがある。同一リリースの後続ロットで外套が省略されたり、同じ内箱に地域別文字のスリップケースが組み合わされることもある。

スリップケースはボックスセットと同義ではない。単枚ディスクに外套があってもセットとは限らず、複数商品は大きなスリップケース1つでボックスセットを構成することもある。前者は箱体構造、後者はセット全体のリリース関係を表す。