スナップケース
Snap Case
印刷段ボールパネルとプラスチックの背骨、トレイ、スナップ留めを組み合わせたDVD包装で、ワーナー・ホームビデオの大量採用により初期DVDでよく見られた。
詳細説明
スナップケース(Snap Case)は、DVD初期の商業リリースで使われた段ボールとプラスチックの組合せ包装で、スナッパーケースとも呼ばれる。一枚の印刷段ボールが前後カバーを形成し、その端部がヒンジ、トレイ、スナップ留めを備えたプラスチック枠にはめ込まれる。前蓋はプラスチックの留め具で閉じる。ワーナー・ホームビデオと関連レーベルがこの箱型を広く採用し、1990年代末から2000年代初頭の北米DVDの顕著な包装特徴となった。
プラスチック部分が背骨、ヒンジ、ディスク中心留め、開閉留めを担い、段ボールが外装グラフィックを直接担う。キープケースのように透明フィルム下に独立ジャケットを挿入する方式ではない。開封後も段ボール内側に説明や画像を印刷できる。一部版はブックレット留めなどを追加する。ディスクはプラスチックトレイで固定され、段ボールはデータ媒体ではない。全プラスチック箱の面積を減らし、段ボールに大きな印刷面を得られるが、露出した端は白化、層間剥離、折れ、湿気損傷を起こしやすい。プラスチック枠が段ボール端から外れると、ジュエルケースのように標準部品だけで交換しにくい。通常のキープケースに替えるには別サイズのジャケットが必要になる。
スナップケースは、留め具付きDVD箱すべての通称ではない。通常のキープケースもトレイと閉鎖部を持つが、一体成形のプラスチック前後蓋を使う。ディジパックは通常、折り畳み段ボール内にプラスチックトレイを貼り、スナップケース特有の外縁枠は使わない。類似包装は別メーカー製もあり、商品名も常に一致しない。
包装形式と番組仕様は独立している。スナップケースに片面、両面、二層DVDを入れられる。再版でキープケースに替えても同じディスク内容のままの場合がある。版の確認には段ボール印刷、プラスチック枠色、盤面、カタログ情報を合わせて照合する必要がある。