テストプレス

Test Pressing

リリース状態

正式量産前にプレス工場が少量制作し、マスター、カッティング、製版、製造品質を確認するためのサンプル盤。

詳細説明

テストプレス(Test Pressing)は、正式量産前に製造厂が予定マスターから少量制作するサンプルで、刻片、金属製版、プレス、ガラスマスター複製などの工程が要求を満たすか確認する。レーベル、アーティスト、マスタリングエンジニア、制作側が試聴、測定、承認したり、再カットや製造パラメータ修正を求めたりする。

アナログのテストプレスは通常、量産予定と同じ金属スタンパーを使うため、歪み、飛び、ノイズ、偏心、チャンネル問題を露呈しうる。ラベルは無地、工場共通表示、手書き情報のことが多く、ジャケットも番号付き無地袋に過ぎない場合がある。白ラベル盤が必ずしもテストプレスではない。プロモ盤、DJ 用盤、非公式プレスも白ラベルを使う。テストプレスの音源は最終零售版と同一とは限らない。否認されたテストの後は新しいカットやマスターが使われ、承認後でも量産段階のスタンパー世代、材料、設備状態により別バリアントが生じうる。カタログ番号、マトリクスと内周刻字、工場注文、添付承認票がどの製造段階に対応するか確認に役立つ。

Test Pressing はアセテートやラッカー reference とは異なる。ラッカーは刻片機で直接カットされ、より早い段階で試聴でき、再生で表面が摩耗する。テストプレスは実際の複製工程を通じて得られた完成材料である。CD-R 参考盤も承認に供されるが、計画量産のガラスマスターと複製工程を経ていなければ、通常 CD test pressing とは呼ばない。

テストプレスはもともと一般向け販売商品ではないが、権利者の許可の下で製造されることが多く、ブートレッグと同義ではない。少量が後に私的コレクションや特別商品として流通しても、当初の生産目的は変わらない。